フランスのモエヘネシー・ルイヴィトングループ(LVMH)のアルノー会長(カルフールグループ大株主)は17日、仏「フィガロ」紙のインタビューに応える中で、「五輪の成功は中国と世界にとって重要なことであり、世界が平和な団結を体現するまたとない機会だ。大事にしなくてはならない。北京五輪をボイコットすべきでない」と発言した。新華社が伝えた。 アルノー会長によると、中国は20数年にわたり、経済発展や対外開放で大きな進展を遂げてきた。欧州諸国を含む世界の国々には改善すべき点が多くあり、西側諸国は中国をあれこれ批評すべきでないし、北京五輪をボイコットすべきでもない。中国と対話したければ、聖火リレーを妨害してはならない。 アルノー会長は、ネット上で流れたダライ集団への資金提供に関する噂をきっぱりと否定し、「これまで政治や宗教の問題に介入したことはない。チベットであろうとほかの地域であろうとだ」と述べた。 「人民網日本語版」2008年4月21日 |