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「アンケート」五輪意識調査
発信時間: 2008-08-13 | チャイナネット

アンケートでは、「五輪大会で一番心配なことは何か」という質問もなされた。回答者の選択で多かったのは順に、「五輪で向上した社会モラルがすぐに低下しまうこと」(2668票、59.29%)、「五輪で打ち出された好い政策が継続されないこと」(2081票、46.25%)、「国際社会の北京大会に対する評価が低いこと」(1654票、36.76%)。「中国経済の成長速度が五輪後ににぶること」「五輪開催の収支が赤字になること」「北京の住宅価格が大幅に下落すること」を心配する回答者はいずれも35%以下だった。

「中国人が最も心配しているのは、全てが風のように去っていってしまうこと。中国人はメンツを気にする。五輪大会を開くとなると、社会モラルの向上などを全面的に呼びかける。五輪を開いている間は全力を尽くして、一番よい姿を見せようとする。でも五輪が終わったら全部が元に戻ってしまうのじゃないか」という書き込みがウェブ上にみられた。ある評論家は、「形式を重視して中身を大切にしない考え方や、一時の結果を求めて継続を求めないやり方は、激情が過ぎ去った後に惰性を生み出すことが多い」と注意を呼びかけている。「五輪大会がもたらした最大の変化は何か」という質問に対しては、「中国の国際的なイメージと地位を向上させた」(2959票、65.76%)がトップとなった。国民が国際社会の反応を気にしていることがわかる。

中国経済の五輪後の動きについての議論の声、とりわけポスト五輪経済が不景気に陥るのではないかという声は、徐々に高まっている。検索エンジン「百度」で検索すると、26万余りの関連サイトがヒットする。それらのサイトでは、ポスト五輪経済の落ち込みを予想する声が圧倒的に多い。それにもかかわらず、ポスト五輪経済を心配する回答者が比較的少なかったのは、経済の専門からがこれに関する分析や判断の声を上げているためとみられる。五輪大会が赤字になるのではないかという問題にいたっては、予算をきちんと抑えることができれば赤字を防ぐことができるという見方が示されている。北京の住宅価格下落も中国人の心配する問題ではないようだ。

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