北京五輪での郭晶晶の最大の「挑戦」は恐らく、人材がそろっている中国チーム内の若い選手たちからもたらされたものだろう。中国の飛び込みチームは予備軍が十分で、また独特な訓練モデルがあるため、シンクロ飛び込み種目だけでも何組ものトップクラスのペアを選ぶことが可能である。郭晶晶はいつも自らの経験と教訓を余さずに後輩たちに教えてあげた。「これらの「子供」らが私を超えることができるかどうかについて考えたことはない。遅かれ早かれ引退する私は、新しい世代の選手の輩出によって、今後、中国チームがよりよい道を歩いていけるよう願っている」と彼女は話す。
「他人から見れば、われわれは毎日、昨日の繰り返しをするだけで、私のように10年、20年も同じ毎日を繰り返してきたのが非常に不思議だと思うかもしれない。長年訓練してきても、やはりこれが好きで、私にとって飛び込みはとても楽しい」とも郭晶晶は語った。
長い間、視力が0.2だった郭晶晶は、競技場では感覚に頼って飛び込むしかない。ふだん、彼女はものを書くのが好きだ。去年初め、彼女のブログのクリックレートは1カ月間に300数万に上った。
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