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サッカー日本女子、相手チームに痛撃 
中国女子“死んでも悔い残る”
発信時間: 2008-08-17 | チャイナネット

 0対2。試合全体の展開からすれば、これは正常な得点だ。そうであれ、中国女子サッカーにとっては自省し、冷静に自らの現在と将来を深く考えるに足るものとなった。 

佐々木則夫監督がグループ予選の際にみせた強気はまさに現実となった。「日本女子サッカーは強力なチームです。決勝に進む自信があります」。15日夜の日本女子サッカーは、強豪チームとしての風格を示した。きめ細かなフットワーク、流れるようなミドル・フロントフィールドの走り、一糸乱れぬリズム感と、チーム全体がまるでブラジル、ドイツを組み合わせたようであり、しかも両者と比肩するに足るものだった。いま振り返れば、アジアカップで中国に逆転されたのは体力不足に過ぎず、日本人がこの弱点をしっかり解決したときには、チーム全体は当然、テクニックの激流にもまれるなかで、一流の試合をみせてくれるとされていた。 

昨年のワールドカップ。日本チームはグループ予選突破を果たすことはできなかったが、実力の強さは示した。闘志を燃やすテクニックの傑出したチームでありながら、背の高さや力強さがより良い成績を上げる上でボトルネックとなっていたが、別の方法で戦力を増強。より速く、より積極的に出ることでグラウンド上での先天的な欠点を補った。2007年以後の日本チームはまるで粛然とさせるほど「敏捷」な強豪チームとなり、とくに今五輪のグループ予選最終戦ではなんと5得点の大差で昨年のワールドカップ4位の強豪、“海賊”ノルウェーを打ち負かした。 

日本女子サッカーが手にした好成績は再度、彼女たちの大きな進歩を裏づけた。男子サッカーのように、日本サッカー協会は女子サッカー発展のために一連の科学的、厳密な発展計画を制定。この10年余りの間に「技術復興」を通じてアジア一流の強豪チームに仲間入りした。06年のアジアカップ4位、今年のアジアカップ3位、ドーハ・アジア大会での銅メダルは、間違いなく日本女子サッカーの力の強さを証明している。 

反対に中国女子サッカーをみると、年配の商瑞華氏が監督に就任して以来、徐々に以前からあったチームワークの乱れから抜け始めたとはいえ、4試合はやはり中国女子サッカーに存在する数多くの問題を浮かび上がらせた。最も心配させられたのは、ミドルフィールドの重要なポジションでの度重なる「失策」ではなく、やはりフットワークの粗さだった。商監督が試合後に認めているように、女子サッカーはパワー不足、そのレベルはどちらか勝つかはっきりするほどまでにはほど遠いものだった。失敗はまさにそうした点にある。中国女子サッカーの「父」とも呼ばれる商監督は、女子サッカーの発展は青少年や成人チームの養成、訓練、選抜、競争メカニズムと切り離せないが、日本はそれをうまく乗り越え、彼らはサッカーの正しい道を歩んでいる、と羨望を隠さない。「われわれも日本チームと同じテクニックを持っていれば、こんなふうに敗退することはなかったろう」

「チャイナネット」 2008年8月17日

 


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