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「サービス」北京のタクシー運転手の五輪(1)多忙極まる1日
発信時間: 2008-08-19 | チャイナネット

8月10日、首汽出租車(タクシー)公司の運転手・韓氏は朝早くから車をピカピカに磨き上げ、8時前に励駿酒店(ホテル)の玄関に乗りつけた。彼はこの日終日、アルゼンチンのスポーツ省大臣をアテンドした。午前中に雍和宮、昼頃にオリンピック選手村、午後には五カ松体育館、夕方はオリンピック公園ホッケー競技場を次々と訪れ、夜は五カ松体育館で男子バスケットボール中国-米国戦を観戦した。韓氏がやっと自宅に戻ったのは夜の11時半。この日の食事は、昼ごろに車内で食べた弁当一個だけだった。

韓氏は、この日は完璧に仕事をこなせず、後ろめたさが残ったと打ち明けた。彼はホッケー競技場への行き方に不案内で、ボランティアに道を尋ねたものの、心中穏やかではなく、「アルゼンチンチームの試合開始に間に合わなかったらどうしようとひやひやした」と語る。その時運悪く大雨が降り出し、再度道を聞こうとした彼が車の窓を開けた時、うっかり大臣側の窓を開けてしまい、大雨が大臣の服を濡らしてしまった。「大慌てで窓を閉めたが、大臣は不快に感じただろう。が、大臣は私に窓を閉めるよう通訳に小声で伝えただけだった」とばつの悪い笑いを浮かべ、「明日はもっと頑張らなくては」と自分に言い聞かせるように言った。

「人民網日本語版」 2008年08月19日


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