8月18日、表彰台に立つ中国男子チームの劉国梁監督(右から2番目)および馬琳(右側)、王皓(左から2番目)、王励勤の各選手
中国チームが18日、卓球・男子団体で金メダルを獲得した。最高に喜んだのは男子チーム率いる劉国梁監督だった。彼は決勝終了後、選手3人としっかりと抱き合い、感動が最高潮に達した様子だった。
劉監督は、「中国チームの総合実力を如実に示す団体『金』は、最も重みのある金メダルだ。私達は必ず金を勝ち取ると決めていた。今日、選手達が持てる実力を最大に発揮し、勝利を収めたことは、何よりも喜ばしい」とコメントした。
この日は期せずして劉監督の2回目の結婚記念日だった。大手柄を挙げたこの若い監督にとって、喜びが2重で押し寄せたことになる。彼はこの事について、「わが師・蔡振華先生が2年前、この日を選んで下さいました。2年後の同じ日に、北京オリンピック卓球男子団体の決勝が行われるとは夢にも思いませんでした。中国男子チームがオリンピック史上初の金メダルを獲得した日が私の結婚記念日と同じとは、幸せこの上ないことです」と、喜びを隠せない様子で語った。
劉監督はまた、王皓選手の試合ぶりについて次の通りコメントした。
馬琳・王励勤の両選手はオリンピック金メダリストだが、王皓選手はゼロからのスタートだった。王皓選手は今回のオリンピックで、誰もが納得のいく試合をした。4年前のアテネオリンピックと比べ、今回の代表選手は一回り成長したように思われる。男子団体の優勝ははじめの一歩に過ぎない。試合は折り返し地点を過ぎたばかりで、これからシングルスが始まる。中国男子はアテネでシングルス優勝を果たせなかった。この無念を北京でぜひとも晴らしたい。
「人民網日本語版」 2008年08月19日 |