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送迎ボランティアの李志強さんが、五輪ボランティアの王さんの帰宅ルートを確認している様子 |
自家用車を持つドライバーが五輪期間中毎晩、競技会場の周辺に集まっている。彼らは五輪ボランティア達を安全に家まで送り届ける「ボランティア」なのだ。「京華時報」が伝えた。
国家五輪スポーツセンターの東門前に19日夜10時半ごろ、五輪医療チームのボランティア達を家まで送り届けるため、自家用車を運転して6人の「ボランティア」が集まった。そのうちの一人、李志強さんは「昼間は仕事があって疲れているけど、五輪ボランティア達の助けになればと思って、車を出している」と話す。
李志強さんたちは「五輪ボランティア競技会場送迎ボランティア」と呼ばれ、北京市ドライバー協会が提案して始めたもので、自家用車を持つ人たちが共同で活動を行っている。この活動は、五輪ボランティアの中には夜遅くまで任務にあたっている人のほとんどが大学生で、タクシー代も負担になるだろうと当初考え、「彼らの負担を少しでも軽減するために、自家用車で五輪ボランティアを家まで送り届けよう」と提案したのがきっかけだ。競技会場のボランティアを毎晩送迎する「送迎ボランティア」は7月末以降、200人以上にのぼる。
彼らはこれまで、五輪ボランティアのべ300人以上を家まで送り届けている。この活動は本来8月26日まで続けられる予定だったが、競技会場の需要を見て、パラリンピック閉幕まで続く可能性があるとのことだ。
「人民網日本語版」 2008年08月22日