北京オリンピック組織委員会は25日、北京パラリンピックの聖火リレーの路線に対し規模縮小と調整を加えたことを発表した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
今年に入って、中国は重大な自然災害に何度も見舞われ、政府および国民は今も全国規模で震災救援活動や復興活動に取り組んでいる。
北京オリンピック組織委員会の関連責任者が25日に発表したところによると、今の震災救援および復興活動の任務の重さを考え、慎重に検討した結果、北京パラリンピックの聖火リレー方案に対し調整を行い、距離や規模を縮小し簡潔化に努めることになった。また、国外で予定されていた聖火リレーは全て取り消すこととし、成都、重慶、烏魯木斉(ウルムチ)、天津など国内4都市の聖火リレーも取り消された。
同責任者によると、中国国内のパラリンピック聖火リレーに当たって、北京オリンピック組織委員会は国外からの聖火ランナーを歓迎し、パラリンピックにかけた情熱や夢を分かち合いたいと願っている。
北京パラリンピック聖火リレーの計画は、北京オリンピック組織委員会が2007年9月に発表、当初の計画では、中国国内16都市、カナダ・バンクーバー、英・ロンドン、ロシア・ソチ、香港などの海外4都市で行われる予定であった。
「人民網日本語版」2008年6月26日 |