3月19日、日中交流研究所主催の第五回日本人の中国語作文コンク-ル受賞作品集、日中対訳版の『中国人旅行者のみなさまへ-日本人からのメッセージ』は、日本僑報社より刊行された。麗澤大学三年生の川松若菜さんと主婦佐藤美緒子さんなど36本の受賞作品が収録された。
中華人民共和国建国60周年と中日国交正常化37周年を記念して、日本僑報社日中交流研究所主催で、中国国家漢語国際普及指導グル-プ弁公室(国家漢弁)、在日本中国大使館、人民日報社人民網などの支持と、小尾羊日本株式会社、華為技術日本株式会社、中国南方航空の賛助を受けた第五回日本人の中国語作文コンク-ルは8カ月にわたる原稿募集と一次、二次審査を経て、36名が三等以上の優秀賞を、7名が佳作賞を受賞した。
川名若菜さんの作文「富士山を訪れる中国人観光客へ」は、自らの体験に基づき、富士山に登ろうとする中国人観光客に多くの心をこめた提案をし、日本が中国人観光客も富士登山がしやすい環境をつくるよう、心から呼びかけた。また主婦の佐藤美緒子さんは、中国人の親友小劉が日本で「心の壁」に悩んでいるので、作文「劉さんへの手紙」の中で「心の壁」ができる原因を分析し、この問題を解決するために小劉に提案をした。この2名の最優秀受賞者は、在日本中国大使が署名した「中国大使賞」の賞状を受賞する。表彰式は3月30日午後、東京華僑会館で開催される予定。
日中交流研究所が主催する日本人の中国語作文コンク-ルは、2005年から毎年行われ、すでに五回が成功裏に開催され、毎回日本、中国各地や韓国、アメリカなどからの参加作品もある。これまでの受賞作品はすべて日本僑報社により出版され、中日両国に良い影響を与え、すでに中日民間交流を促進するブランドとなっている。前四回の受賞作品集「我們永遠是朋友」、「女児陪我去留学」、「寄語奥運 寄語中国」、「我所知道的中国人」は出版後、幅広い好評を得た。
日中交流研究所は日本人の中国語作文コンク-ルの他、中国人を対象にした日本語作文コンク-ルも主催しているという。同時に日本僑報社が創設した「星期日漢語角」や「日中翻訳学院」は、日本人が中国語を学び、中国語の読み書き能力と翻訳レベルを向上させるのに役立っており、すでに中日民間交流の重要な舞台とブランドとなっていると共に、作文コンク-ルにも良い影響を与えている。
第五回日本人の中国語作文コンクール表彰式は、3月30日午後東京華僑会館で行われる予定。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年3月19日