ルイ・ヴィトンを持って込み合うバスへ

タグ: 贅沢品,社会調査

発信時間: 2010-03-30 13:59:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

先ごろ発表された「世界贅沢品協会2009―2010年度報告」によると、中国の贅沢品の消費総額は世界の27.5%を占める94億ドルで、初めて米国を超え、日本に次いで世界第2位の贅沢品消費国になったことが分かった。 

中国青年報社会調査センターが先週、2646人に行った調査によると、身の回りに贅沢品を購入する人がいると答えた人は89.9%で、そのうち27.3%がこうした人は多いと回答している。また12.1%の人が贅沢品を買うことは好きで、58.3%は好きだが買えないと答えた。

贅沢品は必要品か非必要品か? 

世界では贅沢品を、人々の生存や発展の需要の範囲を超えるもので、独特で数が少なく、珍しいなどの特徴があると定義しており、非生活必需品とも呼ばれている。 

今回の調査では、67.8%の人が贅沢品を買うのは自分の社会的地位を示すためで、68.2%は自己満足のため、また贅沢品の購入は理性的ではなく、ひけらかしたり見栄を張るためだと考えている人は71.3%だった。 

中国人民大学心理学部の講師は「アジアの文化には、仲間と一緒であることを望む心理があり、もしあるブランドをみんなが買っていれば、そのブランドはいいと思うところがある」と話す。

華中科学技術大学社会学部の陳志霞教授はこう指摘する。「一部の人は、外部の価値基準で自分の行動を左右するのが好きなようだ。最も合理的な贅沢品の消費は、自分にとって本当に必要かどうか、自分の経済力はどうかということをまず考え購入を決める必要があり、盲目的に他人に迎合するものではない」 

しかし河南省新郷の某芸術学校で教師をしている厳氷さんは、贅沢品を買うのは人々の美や品質を求めることの表れで、決して悪い事ではないと話す。 

調査では、贅沢品の購入は美と個性の追求だと答えた人が21.1%、財産を残すために真珠や宝石、金などを買っている人は18.0%だった。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年3月30日

 

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