最優秀賞受賞した晏英さん 段躍中撮影
受賞した中国人留学生と元国連事務次長明石康氏。段躍中撮影
日本民間団体Global Voices from Japan実行委員会主催する「外国人の見る日本」コラムコンテストの授賞式が5月13日に東京で行われた。最優秀賞には早稲田大学大学院博士課程に在籍している中国江西省出身の晏英さんのコラム『祖母の逝去』が選ばれた。最優秀賞には賞金30万円と記念品が贈られ、中国人を含む3人の留学生は優秀賞として10万円が贈られた。
このコラムコンテストは今年1月12日から3月31日まで募集されたもので、44の国と地域から総数453点が集まった。滞日経験のある外国人が留学や仕事を通じて日本をどのように感じ見たのかというテーマで、日本語・英語・中国語・韓国語で募集された。3次審査の結果、10人の受賞者が選定された。最優秀賞の晏英さんを始め、早稲田大学の翟爽さん、立命館アジア太平洋大学の孫嘉黛さん、元東京大学の裘蘇さん、4人の中国人留学生が選ばれた。
晏英さんは祖母の死去を通して、自らの7年に渡る日本での留学生活を書いた。彼の文章は、祖母との日常生活から様々な場面で日本人に助けられた体験などを紹介し、純粋な感情で表現されていた。
このコンテストの最終審査委員会ではGVJ評議委員長・元国連事務次長明石康氏、NPO法人日中交流支援機構理事長段躍中氏等有識者が出席し、厳選の結果選出した。コンテストを通じ、彼らの目を通して見る日本のありのままの姿を世界に伝えると共に日本と世界各国の相互理解を促進し、外国の友人である留学生達が増える事を期待する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月14日