資料写真:「731遺跡」
ハルビン市平房区には、世界に現存する最大規模の細菌戦の遺跡群である「731遺跡」がいまだに残っている。第二次世界大戦の3大戦争遺跡の一つとして、20年間の保護と開発を経て、「731遺跡」は全国100カ所の革命聖地としての観光名所の一つとなり、世界からも注目されている。ポーランドのアウシュヴィッツ強制収容所と日本の広島原爆遺跡が世界遺産に登録されたが、「731遺跡」の研究に携わってきたハルビンの専門家や学者は、この遺跡の世界遺産申請の歩調を速める必要があると呼びかけている。
ここ数年、ハルビンのいくつかの部門がその申請作業に力を入れている。ハルビン市農工党の関係者は、世界遺産に申請することは遺跡の最もよい保護方法だと見ている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月14日