新華社通信によると、世界初のジャイアントパンダ野生復帰研究センターが29日、四川省の都江堰市で正式に着工した。
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この研究センターは都江堰市玉堂鎮馬家溝に位置しており、敷地面積は135ヘクタール。投資資金は1億6千万元で、3年から5年以内での完成を目指している。計画では、このセンターは事務関連区、科学研究教育体験区、野外救護検疫区、野生復帰飼養繁殖区、半自然状態下の野生復帰移行試験区、自然状態下の野生復帰移行試験区の6つのエリアからなっており、ジャイアントパンダの完全な野生復帰の研究を目指している。
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なお、センターは完成後、成都にあるジャイアントパンダ繁殖基地から数回に分けて40頭から50頭のジャイアントパンダをここに移して、実験的な研究を始める。このプロセスにおいて、専門家たちはジャイアントパンダの野生復帰に関する科学研究の資料を全面的に集め、最終的にジャイアントパンダの野生復帰に科学的な根拠を提供していく。
「中国国際放送局 日本語部」より2010年5月30日