英エコノミスト誌はこのほど、各国首脳の年収ランキングを発表した。同ランキングは政府の公式資料、メディアの報道、国際通貨基金(IMF)のデータなどを基に、一人当たりのGDPに対する各国首脳の年収の倍率を算出したもの。首位はケニアのオディンガ首相で、一人当たりのGDPに対する倍率は240倍(購買力平価が基準)。2位はシンガポールのリー・シェンロン首相で、倍率は40倍。同時に総額でも218万ドルを超える年収でほかを大きく引き離して堂々の首位に輝いた。一方、ランキング下位には中国、インドの首相がランクイン。この2カ国首脳の年収は一人当たりのGDPに対する倍率が最も低くなっている。国営新華社通信のウェブサイト「新華網」が伝えた。
グラフが示すように、一人当たりのGDPに対する年収の倍率が高い上位5カ国は次の通り。ケニア(約43万ドル)、シンガポール(約218万ドル)、インドネシア(約12万ドル)、南アフリカ(約27万ドル)、香港(約51万ドル)。フランスのサルコジ大統領は年収30万ドル(倍率は8-9倍)で7位にランクイン。米国のオバマ大統領は年収40万ドルで8位。その後には日本、ドイツ、アイルランド、ロシア、オーストラリア、英国が続いた。一人当たりのGDPに対する倍率は5-10倍。
ランキング下位にはインド、中国、ポーランド、カナダ、イスラエルが最も清廉な首脳上位5人としてランクイン。この5カ国首脳は1人当たりのGDPに対する年収の倍率が最も低くなっている。
「人民網日本語版」2010年7月9日
ケニアのオディンガ首相 |