「甘粛日報」が8日、「西安が5番目の中央直轄市に昇格する」との記事を発表した。このニュースで株式市場に大きな波紋が広がり、陝西省関連銘柄が同日、全面急騰した。なかでも、観光・飲食銘柄は軒並みストップ高となった。
「西安が中国で5番目の中央直轄市になるのだろうか?」との同紙の報道は、たちまち世間の注目の的となった。記事で「情報源」と報じられた、戦略コンサルタントの王志綱氏は同日、「そのような話をした事実はない」と報道の内容を打ち消した。
8日午後10時、甘粛新聞社は声明を発表、「西安が5番目の中央直轄市に昇格」という報道内容は、事実ではないことを認めた。
「西部網」が伝えたところでは、同社記者が甘粛日報に問い合わせたところ、問題の報道は、一切根拠に基づいたものではなく、王志綱氏が語った事実もないという。
「人民網日本語版」2010年7月9日