朝鮮の農村とはいったいどんな様子なのだろうか。朝鮮の農村を見たいと思っても、まず事前に関連部門の許可がなければ見学できない。
『環球時報』の記者は、朝鮮の『労働新聞』の外事部門の職員の案内で、朝鮮でも非常に有名な美谷農場を訪れ、地元の農民の生活を見学した。
美谷農場は朝鮮社会主義農村建設の模範的なモデル地であり、故金日成主席はこの農場を16回も視察するなど、数十年の建設を経て、朝鮮の人ならだれでもが知っている模範地である。
美谷農場は、ピョンヤン市から約60キロ離れた黄海北道道都沙里院(サリウォン)市にある。沙里院に着いたあとは、泥道を通って目的地に向かうのかと思っていたが、車は平らな道を通り農場に直行した。そして思い出したのが「豊かになりたければまず道を作る」という、中国でよく言われてきた言葉だ。