ロシアの国旗が揚がった国後島の村
ある日本の観光ツアーが23日、ロシアが発行したビザを受け取ったあと、日露間で帰属問題が議論されている国後島を訪問した。今回の訪問は日本政府の禁令に違反し、日本の外務省を驚かしている。
日本政府は、ロシアにビザを申請して歯舞諸島、色丹島、国後島、択捉島の4島を訪問することは、ロシアの4島に対する主権を認めることに等しいとして、国民のロシアビザでの渡航の自粛を呼びかけていた。
23日に国後島を訪問したこの観光ツアーは、4つの島を訪れた初の観光団だという。この旅行を企画したのは福岡市の旅行業者で、ツアーのメンバーは72歳から84歳の8人。生きているうちに自分の目で日本領土だったところを見てみたかったと話しているという。
このニュースが報道されたあと日本の外務省は、「事実であれば極めて遺憾」と表明している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年8月25日