ある海外メディアは、未来の人類は浮かぶ都市に住む可能性があり、この都市は巨大な蓮の花のように太平洋に浮かぶだろうと伝えた。この新しい概念は日本の清水建設などが構想しているもので、エコ技術やカーボンオフセットの都市を建設する新しい方法だという。
住居に住むほとんどの人たちは、タワー上部の高さ700メートルから1000メートルの部分に住み、その周辺は青々と野原が茂る。この浮かぶ都市の一つは「セル」として、この「セル」をつなぎ合わせればより大きな都市にすることもできる。また摩天楼はカーボンオフセット建築で、環境保護の技術やリサイクル施設を用い、二酸化炭素の排出量を減らす。この浮かぶ都市の「セル」の広さは1キロで、約1万人から5万人を収容することが可能だ。
中心タワーの周りは牧草地と森林が囲み、食べ物は自給自足。家畜の飼育や他の農業はタワー周辺の「平原」で行う。この「平原」や建物は7000トンの蜂の巣状の構造体を結合して造り、材料は海水から抽出し精錬できるマグネシウムが使用される。
この建設の実現に携わる人の話によると、ここでは40%の二酸化炭素が削減でき、ゴミも発生せず、新しいエコ技術で全てをリサイクルし、ごみもエネルギーになるという。また海に漂流する「ゴミの島」も収集してエネルギーにすることも考えられている。
この未来海上都市には、高さ30.48メートルの防波堤が建設されるが、設計者の話しでは、海域で発生する津波は沿海の地域より危険性が少なく、落雷は避雷針で防止するという。この洋上都市は2025年の建設実現を目指し、今は技術面などの開発が行われている。(中国網:張世琦)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年11月17日
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