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火災が発生した高層マンションをずっと見つめる犬
上海市の膠州路では15日に大規模な火災が発生したが、その現場で飼い主を待つゴールデン・レトリバーの姿が多くのネットユーザを感動させた。
『東方早報』の報道によると、この犬はマンションの外で何も食べずに、涙を流しながら飼い主を待っていたという。この犬は火災現場の周辺を非常にあわてた様子で駆け回り、数時間後には道端に伏して動かなくなり震えていた。消防士は犬に布をかけようとしたりご飯やパン、水を与えようとしたが、何も食べずにずっと涙を流し、ある人が引き取ってしばらく世話をしようと思ったが、近づくと顔をゆがめて怒りを表わしたということだ。
火災発生後にネット上には、この犬のために飼い主を探したいという書き込みが多く寄せられた。16日にはやっと飼い主がこの犬を引き取ったが、この忠誠心のある犬の写真はネットで広がり、多くの人が感動した日本の忠犬ハチ公のようだということで、「見張り犬」と呼んでいる。
飼い主を待つ子犬
消防士によると、この犬の名前は「晶晶」と言い、消防士がしばらく引き取って見ていた時には、気分が悪そうで何も食べず、16日午後に飼い主が引き取りに来ると、「晶晶」は跳びあがって駆けて行き、火災発生から40時間後に初めて食べ物を口にしたというう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年11月18日