中国の若者に日本文化を紹介する専門の雑誌「知日」の創刊発表会が4日午後、798芸術区の「UCCA」で開かれ、同誌の蘇静編集長、神戸在住の中国人作家で同誌主筆の毛丹青氏、在中国日本大使館の山田重夫公使、国際交流基金北京日本文化センターの杉田松太郎所長などが参加した。
「知日」は中国で日本を専門に紹介する唯一の雑誌で、中国の若者、特に1980年代以後に生まれた世代に、日本の文化や芸術、旅行などの情報を深く掘り下げて報道する。
「知日」の発行元は中国民間出版社「磨鉄図書」傘下の「文治Lab」で、創刊号はアーティストの奈良美智とロボットの話題を取り上げている。当初は隔月3万部を予定しており定価は35元(約430円)。
1981年生まれの蘇静編集長は「今の中国で日本に関する書籍は非常に多いが、その大部分はファッションやアニメなどに関連する記事だ。『知日』は様々な方面から多角的に視覚や内容で読者に訴えかけ、最新で真実の日本文化を報道するよう努力する」と話す。
創刊発表会に出席した山田重夫公使、毛丹青氏、杉田松太郎所長