花の香漂う陽光大庁で 第4回北京大学中日文化祭が開幕

花の香漂う陽光大庁で 第4回北京大学中日文化祭が開幕。

タグ: 北京大学,第4回北京大学中日交流祭,民間友好

発信時間: 2011-05-09 16:26:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

開幕式前に、東日本大震災で犠牲者に黙祷を捧げる人々(5月6日撮影)

5月6日午後、北京大学・中日交流協会と北京大学留学生会が主催し、国際交流基金、東芝国際交流財団などの協力による「第4回北京大学中日文化祭」が北京大学の陽光大庁で正式に開幕した。

開幕前、今回のイベントに参加した全員が起立し、3・11東日本大震災での犠牲者に1分間の黙祷を捧げた。日本大使館広報文化センターの臼井将人参事官、北京大学の外国語学院の劉樹森副院長と、日系企業のスポンサーら関係者が開幕式に出席、あいさつした。

臼井参事官は、東日本大震災発生後、中国各界から頂いた日本への経済的援助、人道主義に基づいた援助に感謝の意を表し、中日文化祭の開催は中日両国の民間友好交流に積極的な意義があるとあいさつした。

今回の文化祭は2週間開催され、7つの文化交流活動が行われる予定で、華道、日本料理の展示など伝統文化のほか、各種展示も行われる。「中日学生カラオケ大会及び文化祭閉幕式」は5月20日に行われる。

開幕式で、日本の伝統花道「草月流」一級師範・永井裕遥さんをはじめ、若手の生け花芸術家たちが創造的な作品を披露した。沖縄出身のアーティスト琉永さんは、沖縄の琉球音楽と日本の音楽を織り交ぜて、「カンカラ」という楽曲を歌い、デモンストレーションに彩りを添えた。

紹介によると、池坊、小原流、草月流は今日本の生け花芸術を代表する三大流派で、中でも草月流は、いつでも、どこでも、誰にでも、そして、どんな材料を使っても生けられる特長をもち、世界中のどこにでもパフォーマンスできる華道を目指す。現在、世界中に200を超える教室があり、数万人の人たちが学んでいる。

永井裕遥氏と生け花芸術家が作品を完成した後、現場で30人の学生が抽選で選ばれ自ら生け花の魅力を体験した。

チャイナネットの記者はイベント終了後、北京大学英語学科の馮さんに取材。馮さんは、自分の専門は英語だが、一衣帯水の隣国である日本の文化に非常に興味がある。特に花道や和服の着付けなど穏やかな文化に興味を持っている。今回は、永井裕遥先生の指導により、自分の考えが反映された生け花ができたことは非常にうれしかった。完成した作品を持ちかえり、友達と生け花の魅力を分かち合って、もっと多くの人たちに生け花芸術の美を伝えたいと語った。

ある学生は東日本大震災について、強く同情しており、非常に残念だといい、この同じ地球で生活する日本人の友達がこれからもっと強くなって、勇気を持って自然災害に立ち向かって欲しいといっていた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月9日 

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