中国は5月16日正午から8月1日正午までの間、同国が管轄する北緯12度以北の南中国海(北部湾を含む)での漁労(刺網漁と釣りは除く)を全面的に禁止する。
関係部門は休漁期間中、以下のような厳しい措置をとる。
1、トロール漁船を刺網漁船や釣り船に改良しての漁労を禁止する。
2、密漁を厳しく取り締まる。
3、一重刺網漁は認めるが、二重あるいは三重の刺網漁は厳しく取り締まる。
4、灯光漁業を厳しく取り締まる。
5、中越北部湾漁業資源合同調査船による調査以外の漁業資源調査は認めない。
6、中越北部湾協定に定められた水域での漁労を認める許可証を所持している漁船であっても、休漁の対象になっている漁船の海での漁労は認めない。
7、休漁の対象になっている漁船が停泊地を勝手に変更し、氷や燃料などの補給を勝手に受けることを禁止する。
8、補給船が漁船に違法なサービスを提供することを禁止する。
南中国海の漁業資源を保護、合理的に利用し、南中国海の漁業の持続可能な発展を促すために、中国は1999年から南中国海で夏季休漁制度を実施している。
(新華網日本語=中国通信社)