中国銀行と中国工商銀行が8日発表した情報によると、両行のシンガポール支店はこのほど、シンガポール金融管理局が発行する銀行営業免許(認定フルバンク免許)を取得した。国際金融報が伝えた。
今月7月、中国とシンガポールの両国政府は二国間の自由貿易協定に基づき、二国間の銀行業に関する覚書に署名した。同覚書には、「シンガポールの銀行監督管理当局は実行可能な限り、シンガポールで資格を持つ中国系銀行2行に対して、早急に認定フルバンク免許を発行する」との内容が含まれていた。
同免許を取得した両銀行は、支店と自動預け払い機を含む最多で25の営業所をシンガポールに設けることが可能だ。
1936年に設立された中国銀行シンガポール支店は、現地で最も長く経営活動を行っている中国系の銀行で、現在までに6の営業所を設置している。同支店は、中国銀行のASEANにおける大口商品の融資業務、フォーフェイティング、銀行カード事業、資産管理を担当している。シンガポールに現在進出している外資系銀行116行のうち、中国銀行は9番目に同免許を獲得した商業銀行だ。
「人民網日本語版」2012年10月10日