冬の夜に北京オリンピック公園を散策すると、「ウォーターキューブ」から「アイスキューブ」に変わった建物の照明がひときわ美しく見える。あと数日で、北京冬季五輪が開幕する。グリーン・低炭素・持続可能の原則を貫き、任務が一つずつ青写真から現実に変わっている。グリーンな五輪が冬季五輪の独特な魅力を高める。
スマート、グリーン、人文の特色を持つ冬季五輪交通網の裏側には、グリーンな五輪開催の理念を準備作業に落とし込もうとする中国の努力の全過程がある。計算によると、2019年6月の初のグリーン電力取引から2022年冬季パラリンピックの閉会まで、北京・延慶・張家口の3エリアの会場はグリーン電力を4億kWh消費し、標準石炭の燃焼を12万8000トン、CO2排出量を32万トン減らす見込みだ。中国は「グリーンな五輪開催」のさまざまな措置を打ち出し、国際社会に輝かしい「グリーンな成績表」を提出した。
一葉を見て秋を知り、一斑を見て全豹を知る。グリーンな五輪開催の裏には、中国がグリーンな発展で踏み出した確かな一歩がある。第14次五カ年計画の初年度(2021年)、中国はCO2排出ピークアウトとカーボンニュートラルを手がかりとし、経済・社会発展の全面的なグリーンモデル転換の変革を開始した。データによると、中国の昨年の風力発電利用率は96.9%、太陽光発電は97.9%、水力発電は97.8%。新たな発展理念を堅持し、グリーンで低炭素という方針を掲げ、確固不動の姿勢でエネルギーモデル転換の変革を促す。中国のエネルギー革命は新たな歴史的飛躍を実現しようとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年1月29日