「悟空」や「哪吒」を始めとする中華文化IPが最近、海外で持続的に好評を博しており、全国両会(全国人民代表大会・中国人民政治協商会議全国委員会)に出席する多くの代表・委員から注目されている。
5000年以上の中華文明が多くの文化IPの宝を生み、「文化IP+」産業チェーンの拡大が新たな価値を引き出す。映画「哪吒2」の興行成績は今月3日に145億元を突破した。
「黒神話:悟空」が主人公のゲームは、多くの観光地に活況をもたらした。「哪吒」が主人公の映画は「文化+」の長いチェーンを伸ばし、関連グッズが飛ぶように売れている。
代表・委員は、文化産業のイノベーション実践の新たなエピソードを力強く描き、より多くの文化IPが文化消費の新業態を生むようにするべきと述べた。
文化の新業態の発展の裏には科学技術と文化の融合がある。これは新たな質の生産力による文化産業へのエンパワーメントの活き活きとした実践だ。良渚文化大回廊は良渚古城遺跡を中心とし、都市文化IPを創出。三星堆博物館新館は、AIアルゴリズムによる文化財の復元と、裸眼3Dによる考古学調査の復元を実現し、見学の体験性を全面的に高めた。
山西省大同市委員会書記の張強代表は、「黒神話:悟空」の成功は「デジタル+文化観光」融合発展の革新的なブレイクスルーであり、伝統文化と現代テクノロジーの歩み寄りだと述べた。
中国映画芸術研究センター研究員の皇甫宜川委員は、「哪吒2」を始めとする映画は技術力があり、観客受けするストーリーもあり、中国の文化市場の潜在力と魅力を示していると述べた。
山西芸術職業学院副院長の苗傑委員は、中華文化の立場を守り、精神的なシンボルを抽出することで、持続的に優れた作品を生み出せると述べた。
中国式美学の若者向けの表現と感情の共鳴によって、伝統文化が若者から深く愛される。皇甫宜川委員は、「中華民族には文化の高い創造力がある。我々は文化の自信を確固たるものにし、創造性の転化と革新的な発展において中華文化の流れを継承することで、中国のストーリーを巧みに語ることができる」と述べた。
中国は「AI+」行動を持続的に推進し、AIによる各業界へのエンパワーメントの新たな道を探る。全国人民代表大会代表で作家の冉冉氏は、文芸創作分野におけるAI導入の問題について、「技術で思想をサポートすることで、文化製品の親しみやすさと影響力を高めるべきだ」と述べた。
国際伝播の機能を高め、中国文化作品が海外に進出し、文化のソフトパワーを示す。文化遺産の保護と伝承の強化、中華優秀伝統文化の発揚について、雲崗研究院院長の杭侃代表が新たな案をもたらした。「中華文化の人類共通の命題に対する独特な反応を世界に示すべきだ。これは新時代の中華文化の繁栄及び発展の世界への貢献だ」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年3月5日
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