(40)近代的な公共文化サービス体系を構築する。公共文化サービス体系づくりの協調の仕組みを確立し、サービス施設のネットワーク構築を統一的に計画し、基本公共文化サービスの標準化、均等化を促す。大衆による評価とフィードバックの仕組みを確立し、人々を益する文化プロジェクトが大衆の文化的需要と効果的にマッチングするよう推し進めていく。末端の公報・文化、党員教育、科学普及、スポーツ・健康づくりなどの施設を統合し、総合的な文化サービスセンターを整備する。
異なる文化事業体の機能の位置づけを明確にし、コーポレート・ガバナンスの仕組みを確立し、業績評価システムを整備する。公共図書館、博物館、文化館、科学技術館などが理事会を設置し、関係方面の代表、専門家、各界大衆を受け入れ、管理に参加させることを推進する。
競争メカニズムを導入し、公共文化サービスの社会化を推し進める。社会団体や社会資本が公共文化サービス体系の構築に参与するよう奨励し、文化非営利組織を育成する。
(41)文化開放のレベルを高める。政府主導、企業主体、市場運営、社会参与を堅持し、対外文化交流を拡大し、国際的伝播能力と対外意思疎通体系の構築を強化し、世界に向けて中華文化を発信していく。対内・対外の宣伝体制をすっきりさせ、重点メディアの国内及び国
際向けの発展を支援する。対外志向型文化企業を育成し、文化企業が海外市場を開拓するのを後押しする。社会組織や中国出資機構などが孔子学院や海外文化センター
の建設に参与し、人文交流プロジェクトを担うことを奨励する。
国外のあらゆる優れた文化的成果を積極的に吸収し、参考にし、中国の文化の発展に資する人材、技術、経営管理の経験を取り入れる。国の文化の安全をしっかりと守る。