三、中国概念株上場ブーム
アリババ・グループは注目を集める中、2014年9月にニューヨーク証券取引所に上場した。同社は250億ドルという過去最大のIPO規模により、中国企業の5期目となる米国上場ブームを盛り上げた。
微博(ウェイボー)、途牛網、聚美優品、京東商城、アリババ、智聯招聘、迅雷、チャットルーム「9158」を運営する天鴿互動、聯衆、陌陌、藍港互動などのIT企業による米国上場が相次いでいる。
これは最高の時代だ。過去の信用危機の霧を脱し、中国IT企業は高度発展により海外資本から注目を集めており、まるで再生したように曙光を迎えている。
四、BAT生態圏
ネット接続時間が5000時間を超える中国人ならば、このアルファベットが何を意味するかを知っている。百度、アリババ、テンセントという3大IT企業は、中国IT業界で最高クラスの存在であり、無数のIT企業、さらには創業100年を超える実体企業さえ仰ぎ見る高山だ。
BATは2014年に階段を上り1000億ドル級に達し、下の集団との差を広げ、追い越しのチャンスを失わせた。
10数年前であれば、百度は検索、テンセントはQQ(インスタントメッセンジャー)、アリババは電子商取引に特化していた。しかし現在BATは渾然一体とした世界を形成している。