しかしこれは悪いことではない。ブルームバーグは「中国の理想的ではないGDPデータに含まれる朗報」と題する記事の中で、「中国の2014年の経済成長率は低下を続けたが、ジニ係数の低下、雇用情勢の良好な流れに変化はない。これは経済成長がより多くの国民に利益をもたらしており、中国が経済の新常態により良く適応できることを意味している」と分析した。
中国の課題に注目
現在の中国が直面している新たな課題も、多くの海外メディアと外国人専門家・学者の注目を集めている。
全国政治協商会議の初の記者会見が3月2日に開かれた。『聯合早報』は呂新華報道官が、次のより大きな虎(汚職官僚)が誰であるかについて触れるのを避けたが、取り調べを受けることのない「鉄帽子王」(爵位が低下しない皇族のこと)が存在しないことを強調し、中国共産党指導部の汚職撲滅への強い姿勢を示したことに注目した。
汚染問題に対する注目度が高まっている。仏紙『フィガロ』は記事の中で、「中国の新指導部の指導のもと、中国経済はソフトランディングを実現しようとしている。住民の消費支出が増加しており、サービス業の実力が強化され、産業の多様化が進んでいる。汚染との戦いは、国家の優先事項になっている」と報じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年3月4日