2015年3月3日15時、第12期全国政治協商会議第3回会議の開幕式が、人民大会堂で開かれた。開幕式では同会議の日程が議決された。全国政治協商会議主席の兪正声氏は、政治協商会議全国委員会常務委員会活動報告を、全国政治協商会議副主席の斉続春氏は政治協商会議全国委員会常務委員会の第12期第2回会議以来の提案活動の状況に関する報告を行った。
兪氏は報告の中で、「中国人民政治協商会議(人民政協と略称)は対外交流を繰り広げ、国家発展の良好な外部環境の構築に取り組んでいる。政協常務委員会は国際情勢の変化に関心を寄せ、国家外交の大局と政治協商の中心的活動を巡り、多層的な渉外交流を実務的に推進し、中国の国情と発展の成果を客観的に紹介し、中国共産党中央委員会の全面的な改革の深化、法による国家統治の全面的な推進に関する政策と計画を宣伝し、中国の特色ある社会主義政治の発展の道、外交政策、多党協力制度、社会主義熟議民主について説明し、理解を促し、相互信頼を深化させ、改革を促進する」と述べた。
兪氏は、「人文交流と公共外交を展開し、機関との連携を密にし、対話ルートを拡張し、共通認識の促進に努める。国際情勢を分析する会議を開き、一帯一路(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)の建設など重要な議題を巡りリサーチ・議論を行い、全面的な改革の深化、経済・社会の発展、国家重大外交戦略の貫徹に参考意見を提供する。中国経済社会理事会、中国宗教界和平委員会が独特なプラットフォームとしての力を発揮し続け、チベット・ウイグルなどの問題に的を絞った活動を展開し、国家の核心的利益を毅然たる態度で維持・保護し、世界における発言権と影響力を強化・拡大することを支持する」と発言した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年3月3日