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6カ国協議、諸国の共同努力のもとで朝鮮核問題の解決に向け前進
発信時間: 2007-09-28 | チャイナネット

6カ国協議に出席する中国代表団の秦剛報道官は9月27日、「6カ国協議に出席した諸国の共同努力のもとで、朝鮮核問題は解決に向けての勢いがついた。朝鮮側は、核施設の申告と無能力化を実施し続ける承諾を再び確認した。中国側は、諸国がこの良い情勢を生かして核施設の無能力化をさらに促進することを願っている」と語った。

秦剛氏によると、27日の会議では、中国、韓国、ロシア、アメリカ、日本の代表団団長はそれぞれ、朝鮮半島の無核化、経済とエネルギー分野での協力、北東アジアの平和と安全のメカニズム、朝米関係正常化、日朝関係など五つのワーキンググループの進展について報告したという。

経済とエネルギー分野での協力について、韓国代表団のチョン・ヨンウ団長は「次段階では45万トンの重油と50万トンの重油に当たるエネルギー施設を朝鮮に提供することについて諸国は合意に達した」と語った。

北東アジアの平和と安全メカニズムについて、ロシア代表団のロシュコフ団長は「各国は、相互信頼をさらに強化し、『単純なことから複雑なことまで』という原則に則り、相互尊重と友好の雰囲気の中、関連活動を促進することで合意した」と語った。

朝米関係正常化について、アメリカのヒル団長は「双方は『9・19共同声明』と『2・13共同文書』で定められた関連承諾を履行することを再び確認した」と語った。

日朝関係正常化について、日本代表団の佐々江賢一郎団長は、「会議を通じて、双方は相互理解を深め、雰囲気を緩和した。日本側としては、『日朝関係正常化』を目指すという立場は不変である」と語った。

関係筋によると、朝鮮代表団のキム・ケグアン団長は27日の会議ではあまり発表しなかった。日朝、米朝ワーキンググループへの応答の際、「朝鮮側は、朝米と朝日関係の改善のために役割を果たし、努力する」と語った。

「チャイナネット」 2007年9月28日

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