中国外交部の戴秉国副部長は29日夜、釣魚台国賓館で、第6回6カ国協議の第二段階会議に出席する諸代表団の団長と会見した。
戴秉国副部長はあいさつで、「6カ国協議を山登りや魚釣りに喩えたことがある。われわれはすでに多くの『峰』を乗り越え、大きな『魚』をも釣った。つまり、『9・19共同声明』を発表し、『2・13』共同文書に基づく初歩的行動を全般的に確固なものにした。中国側は各国の努力を高く評価している。中国には「天道酬勤」という諺があるが、意味は『きちんと働けば、報われる』ということである。第6回6カ国協議の第二段階会議は、これまでの成果を受けて次の段階の行動を導く意味があるものである。われわれが直面している任務は困難かつ複雑なものである。各国が将来を見据え、全局的に考え、意志を堅く持ち、辛抱強く、知恵をしぼり、6カ国協議を絶えず推し進めてゆくことをわれわれは願っている」と語った。
朝鮮、日本、韓国、ロシア、アメリカの代表団の団長は、今回の会議に向けた中国側の努力に対し感謝の意を表し、数日間の協商は着実に進められ、意義があったという見方を示した。各国はまた、「6カ国協議を堅持する意志と決意は絶対に揺るがず、話し合いと協力を強化し、協議の達成までの困難と障壁を乗り越え、新たな進展を目指していく」と述べた。
6カ国協議では、29日、団長会議と数回に及ぶ両国間会議が開催され、次段階の行動と計画について踏み込んで検討を行った。
韓国代表団のチョン・ヨンウ団長はホテルに戻った際、「今晩の会談は非常に楽しいものであった。共同文書の第二版には、韓国側の意見の大部分が反映されている。実際のところ、ほとんどの問題について各国の協議は達成され、理解も得られている。現在は共同文書の文字を訂正し、内容を削って簡単にしているところである。30日の午前中には団長会議が開催され、会談は30日に終わる見込みである」と語った。
「チャイナネット」 2007年9月30日 |