新中国成立60周年記念市民パレードに、外国人181人が「1つの世界」という隊列とパレードカーで参加する。新中国成立記念市民パレードに外国人が組織されて参加するのは、新中国成立以来初めてだ。
北京市政府外事弁公室の担当者によると、今回組織した外国人は181人。米国、キューバ、イタリア、オーストラリア、ナイジェリアなど53カ国・地域の出身で、国家「友情賞」の受賞者、北京五輪ボランティア、留学生、外資系企業の代表などが含まれる。このほか、インド人一家と、中国人とイタリア人の国際結婚一家も参加する。パレードに参加するフランス人のボルテールさんは、08年度の「北京10大ボランティア」の1人。今年70歳で、外国の友人中最高齢の参加者だ。ボルテールさんは興奮した面持ちで「すでに、居ても立ってもいられません」と語る。オーストラリア人のエミリーさんは「北京で中国の建国60周年記念パレードに参加できることは、本当に、この上もない喜びです」と語る。中国名「王府井」の9歳のインド人の男の子は、3人家庭の大スター。「僕らは王府井のおかげで、この盛典に幸運にも参加できるんだよ」とその父親が話した。
仕事や留学で北京に暮らす外国人は現在30万人以上に上り、その多くが新中国成立記念パレードに参加したいとの願いを表明した。今回パレードに参加する外国人は、その代表だ。
「人民網日本語版」2009年9月30日