3月16日午前、第10期全国人民代表大会（全人代）第5回会議の閉幕式が終った後、温家宝国務院総理は人民大会堂三階のホールで内外の記者の質問に答えた。

政府は公僕精神を持たなければならない

記者会見の前置きとして、温家宝総理は次のように述べた。

4年間にわたる仕事を通じて、政府のいかなる権力も人民から授かったもので、「いかなる成績も人民に属するものであり、いかなることも人民のためであり、いかなる仕事も人民に頼るものであり、いかなる成功も人民によるたまものである」という真理が分かってきた。

政府のリーダーは、思想を開放し、時代の流れとともに進歩し、真理を追求し、改革開放を堅持し、平和的発展、科学的発展及び調和の取れた発展を目指しさえすれば、われわれはきっと中国を富み栄えた強大な、民主的な、文明的で、調和の取れた近代化の国に変貌させることができるのである。

今回の両大会は全国の人々に注目されており、インターネットを通じて総理に提出された質問は10000点余りにのぼり、クリックした人の数は26000人を上回るものとなった。