民生問題を解決するためにはまず生活困窮者に目を向けること

温家宝総理は『人民日報』記者の質問に答えた際、「民生問題を解決するためには、まず生活困窮層に目を向けなければならない。なぜなら、中国の都市部と農村部において、困窮層はかなりの比率を占めているからである。われわれは『改革・開放』政策を実施する究極的目的は、人々の日々に増えつづける物質的、文化的ニーズを満たすためであるので、民生問題を解決しなければならない。民生問題は人々の衣食住に関するものであるが、当面、最も重要なのは平等な教育のチャンスを創出することである。就職問題を解決する政策を積極的に実施し、収入面のギャップを縮め、都市部と農村部をカバーする社会保障システムを構築するために力を入れている。中国政府は都市部と農村部における医療・衛生改革の案を練っている。最終的には制度を確立することになっている。制度が確立すれば、それほど簡単に変えられないものとなり、政府の選挙や指導者の変動によって変化することにはならない。民生問題を解決するのは、人々を幸せや楽しく生活できるようにするため、人々の民主の権利を保障し、社会の公平と正義を促さなければならない」と語った。