インドPTI通信社:国際金融危機は、中国のその他の国への援助提供に影響を及ぼしているか。
李肇星報道官:中国が国際金融危機で受けた影響は大きいが、われわれは多くの発展途上国への金融危機による影響も深刻なものであることに気づいている。中国には、「困難にあって初めて真の友を知る」ということわざがある。国際金融危機が発展途上国に深刻な影響をもたらしている状況の下で、われわれはその他の発展途上国との一致団結、協力をいっそう大切にしている。現在の情況において、われわれは発展途上国への援助を減らしておらず、これらの国との協力レベルも引き下げていない。われわれは、全国民が一致団結し、共に困難からの脱出を図り、自らの経済・社会の安定的かつ比較的速い発展の確保に努めると同時に、力の及ぶ限りその他の発展途上国への援助を強化している。中国と関係国との間で合意済みの協力事項も履行されている。
中国国民は、まず誰に感謝すべきかを知っている。われわれは多くの国、多くの人々、特に発展途上国の長年に及ぶ中国への支持を永遠に忘れない。例えば、これら友好国の支持、特にアフリカ諸国の支持なしで、新中国が1971年に国連において合法的な地位を回復することはできただろうか。昨年の北京オリンピックは成功を収めたが、われわれは、北京五輪招致の際の多くの国際友人の北京五輪開催に対する支持も忘れることはない。また、多くの国が来年上海で開催される上海万博を支持していることに対しても感謝している。これと同時に、われわれは発展途上国の困難も自らの困難と見なし、力の及ぶ限り援助の手を差し伸べたい。
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