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世界の視線をひきつける両会
発信時間: 2010-03-04 | チャイナネット

中国の両会は世界の視線を強く引きつけている。海外メディアも注視し、中国の経済・社会発展の最新情報を得ようとしている。

フランスで発行されている中国語紙「欧州時報」は3日付社説で「中国政治の大イベント----年に一度の両会が間もなく開幕する。各国のウォッチャーや政府要人が最も知りたいのが、中国が経済政策についてどのような新たなシグナルを発するかであることは明らかだ」「09年は『21世紀に入って以来、中国経済にとって最も困難な年』とされながらも、中国経済は予想外の8.7%の成長によってV字回復を成し遂げ、国際社会から広範な称賛を勝ち取った。今年中国経済はさらに強い上昇基調を呈しており、人々はその持続的回復を楽観的に期待している」「経済成長パターンの転換の加速に向けた中国政府の決意はこれまでになく強いものだ」と報じた。

韓国紙「朝鮮日報」の中国語版サイトで一番人気のキーワードは「両会」だ。韓国の聯合ニュースは3日、北京駐在記者による「中国の政協が開幕、焦点は経済問題」との見出しの記事を掲載した。記事は「政協会議が3日午後に開幕する。両会期間中、代表・委員は世界金融危機対策、経済構造調整、民生、雇用といった問題について踏み込んで討議する」と報じた。

ロシア紙「独立新聞」は社説「中国の年??危機の時代に中国は世界経済牽引の役割を果たした」を掲載。「昨年について人々の間には様々な定義があるだろうが、もし最も重要な役割を発揮した国によって命名するのなら、『中国の年』となる。世界の人々は8%を下回らない中国のGDP成長率に注目した。中国はその多くの貿易パートナーにとって、難局からの脱却を後押しする存在となった」と報じた。

仏紙「ルモンド」は「世界市場での寅年を迎えた北京」と題する記事を掲載し、中国は暦上のみならず世界市場においても寅年も迎えたと指摘。「2010年に中国は、すでに準備万端のすばらしい上海万博を開催する。また、中国経済の成長率は、国際通貨基金の予測する世界経済の成長率3.9%を大幅に上回る10%を達成するかもしれない。今年中国は新たな発展段階に踏み入る」としている。

ドイツ経済誌「ヴィルトシャフツヴォッヘ」最新号は「新たな中心」と題する記事で「西側が危機からの脱却に苦労する中、東アジアは新たな成長を遂げている。世界経済はアジアの世紀の始まりに立っている」と指摘。「中国の輸出は力強く回復し、個人消費も中国経済成長の重要な柱に成長している。中国の輸入増も東アジア経済の急速な回復の新たな原動力となっている」「世界経済に対するアジアの重要性は日増しに高まっている。これは特に中国を、国際政治における重要な一員に押し上げてもいる」と報じた。

「人民網日本語版」2010年3月4日

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