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楊部長:「EUは国際社会でさらに重要になる」 |
発信時間: 2010-03-07 | チャイナネット |
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第11期全国人民代表大会第3回会議は、7日午前10時から11時半まで、北京・人民大会堂の3階のある「金色ホール」で記者会見を開き、中国外交部の楊潔チ部長が中国の外交政策や外国との関係について記者の質問に答えた。 仏テレビ局:ヨーロッパの多くの評論家は、欧州連盟(EU)は国際情勢での政治や経済など、各方面の変化や発展に自らの影響力や自己の役割を果たすために力を入れていると考えているが、それについて中国はどう見ているか。また中国とEUの関係についてどう考えているか。
楊部長:EUは長年にわたって、国際社会で非常に重要な役を果たし、今後もさらに重要になってくると私は考えている。 中国はEUとの関係だけでなく、EUとの全体的な関係の発展や、EUの各加盟国との関係促進を非常に重視している。 ここ数年、中国とEUの関係は、トータル的に見てとても積極的に前に進んでいる。実務協力でも数多くの成果を遂げた。EUは今、中国にとっての最大の貿易パートナーであり、去年の双方の貿易総額は3600億ドルを突破した。また20万人の中国人留学生がヨーロッパで学んでいる。 もちろん双方関係の発展の中で、少しも摩擦がないことはないだろう。しかし摩擦は双方関係の主流ではない。 文化や伝統、歴史的背景、発展レベル、社会制度の違いにより、中国とEUにはいくつかの問題で認識上の差異、ないしは食い違いが存在することは自然なことだと思っている。重要なのは、双方が互いに尊重し、平等かつ互恵の態度で話し合い、適切に関連の食い違いを解決して、幅広い分野にある共通利益を際立たせる必要がある。そうすれば、中国とEU関係はどんどんよくなると私は信じている。 去年から中国とEUは、双方の関係を改善し発展の勢いを見せている。私たち双方は、こうした関係や勢いをよりいっそう中国とEUの全面かつ戦略的なパートナーシップに強化し、このパートナーシップの戦略性や包括性、安定性を強化するよう共に努力しなければならない。双方の共同努力で中国とEUの関係は大いに発展し、数多くの新しい成長点が出てくると信じている。 「チャイナネット」 2010年3月7日
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