会計士事務所のアーンスト・アンド・ヤングは16日、エコノミスト・インテリジェンス・ユニットと共同でグローバル化指数を発表した。その結果、香港のグローバル化の程度が、2年連続で世界60地域の首位に輝いた。中国新聞網が報じた。
アーンスト・アンド・ヤングの香港マカオ地区の陳瑞娟・主管パートナーは、「香港は引き続き世界でグローバル化が最も進んだ経済体となったが、これは主に文化の統合性、貿易の開放程度、資本流動の3方面での優れた成績によるもの」と指摘した。海外の投資家は香港を中国大陸部へ投資を行うための重要な窓口としており、中国大陸部の企業も香港を国際市場進出の足がかりとしている。
同指数は、貿易の開放の程度、資本流動、科学技術交流、人材流動、文化の統合性を調査対象とする。香港は中国および外国からの多くの観光客により、文化の統合性で9.3ポイントの高得点を獲得し世界一となり、貿易の開放と資本流動は2位となった。科学技術交流は9位、人材流動は12位とやや振るわなかった。
エコノミスト・インテリジェンス・ユニットは昨年11月、グローバル企業の役員1000名を対象に調査を行い、経済体そのものによるグローバル化の程度、そして国際社会からの認可の程度を、統計結果により反映した。アイルランドとシンガポールが2年連続で2位と3位につけ、アジア太平洋地域でも14の経済体がランクインした。韓国は29位、中国大陸部は39位、日本は40位となった。
「人民網日本語版」2012年2月17日