▽3回の大会発言に期待が集まる
大会発言は毎年期待されるポイントだ。政協委員はそれぞれ独自の調査研究結果を持参して人民大会堂で演説を行う。時には悪弊を糾弾する厳しい発言や意義深い提案もなされ、すばらしい演説内容に拍手が鳴り止まないこともある。
今年の会議では、計3回(9日午前、10日午後、11日午前)の大会発言が予定されており、議題はそれぞれ「経済問題」、「文化問題」、「社会建設・党派および政協業務」となっている。
▽6回の記者会見に注目
会期中には6回の記者会見と若干の合同取材が行われる。うち、人民大会堂では2回の記者会見が行われ、1回目のテーマは「実体経済」、「金融問題」、「三農(農村、農業、農民)問題」、2回目のテーマは「文化体制改革の深化」、「文化大発展大繁栄の促進」。数人の政協委員が出席し、大手メディア記者からの質問を受ける。「両会(人民代表大会と政治協商会議)」のプレスセンターとなる北京梅地亜中心(メディアセンター)では4回の記者会見が行われる。テーマはそれぞれ、「保障房(低・中所得者向け住宅)の建設と管理」、「公平な教育」、「医療衛生体制改革の深化」、「新エネルギーとクリーンエネルギーの発展」。
会期中、委員らは続々と提案を提出する。提案が効果を発揮するかどうかはその処理にかかっている。今年の会期中、8日と10日に寄せられた提案の処理・協議会が行われる。テーマは「実体経済」と「新生代農民工(新世代出稼ぎ農民)問題」。提案者はこの機会に関連の部・委員会と直接話し合い、問題解決の道を提起する。
「人民網日本語版」2012年3月3日