習近平国家副主席(中共中央政治局常務委員)は4日午後に北京飯店で開催された第11期全国政協・第5回会議の香港、澳門(マカオ)の委員による合同会議に出席し、各委員の発言に真剣に耳を傾けた後、重要談話を発表した。
習副主席は「昨年、国は非常に複雑な内外環境の中、第12次五カ年計画の良いスタートを実現した。香港特別行政区と澳門特別行政区は引き続き繁栄と安定を維持しており、安定を求め、発展を図り、調和を促すことが一段と社会本流の共通認識となっている」と指摘。「今年、国の経済・社会発展は安定の中で進展を図ることを全体的基調、開拓・前進を全体的要請としている。これは香港、澳門の取り組みにとっても参考となる。国内外の経済情勢を正確に把握し、香港・澳門の国際競争力を高め続け、香港・澳門の長期的な繁栄・安定を維持するうえでより良い環境を創出しなければならない。第12次五カ年計画の実施という歴史的チャンスをしっかりと捉え、大陸部と香港・澳門の互恵協力を深化し、強みによる相互補完と共同発展を実現しなければならない」と強調した。