陳徳銘部長:中日韓自由貿易区交渉の話し合い行っている

陳徳銘部長:中日韓自由貿易区交渉の話し合い行っている。 中国、日本、韓国および東アジア諸国は、自由貿易と経済一体化に向けて多くの方法、形式で話し合いを行っている。中日韓3国はそれぞれ東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国との3種類の…

タグ: 中日韓投資協定交渉,国際貿易,WTO,自由貿易協定

発信時間: 2012-03-08 09:52:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

第11期全国人民代表大会第5回会議は7日午前10時、「消費拡大、流通の促進と対外貿易の発展」について記者会見を開き、商務部の陳徳銘部長が国内外メディアの質問に答えた。

日本経済新聞:中国の自由貿易協定(FTA)戦略について、中日韓3国は今年5月にFTA交渉を開始することで合意したが、中国と韓国は二国間FTA協議の準備に入っている。中韓がFTAを締結する可能性はあるか。

陳徳銘部長:中国、日本、韓国および東アジア諸国は、自由貿易と経済一体化に向けて多くの方法、形式で話し合いを行っている。中日韓3国はそれぞれ東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国との3種類の「10プラス1」または「1プラス10」の自由貿易締結交渉を終えた。私たちが共同で提唱する「ASEANプラス3」という自由貿易の形式と一体化プロセスは、中日韓が自由貿易協定を締結することですぐに推進、実現される。そのため、中日韓の自由貿易区交渉は非常に重要なことだといえる。

中日韓投資協定交渉は近く合意に達するだろう。中韓と中日韓の自由貿易区の産学官合同研究も昨年完了した。韓国の李明博大統領は中国を訪問中、中国の温家宝総理と会談し、韓国での法的手続き開始と採択後に2国間の自由貿易区交渉を正式に開始することで合意した。

年内、たとえば5月に中日韓の首脳が会談を行ったときに、中日韓3国の自由貿易区交渉が正式に始まることを強く望んでいる。中日韓3国ともこの件に対して積極的な姿勢を示している。まだ話し合いの段階だが、よい結果になることを望んでいる。このような中日韓3国の自由貿易と3種類の「10プラス1」は、中日韓プラス東アジア10カ国の13カ国による自由貿易区の建設を推し進めることができる。

中国の国際貿易に対する立場について言いたい。世界貿易機関(WTO)を主な特徴とする多角的貿易自由化は世界貿易の主な形式と言うべきだが、地域、二国間、周辺のFTAはこのような形式を補強する役目があるのではないか。

そのため、私たちは周辺、二国間の自由貿易区建設を積極的に推進する際、全世界の多角的自由貿易体制の建設と発展に有利となることに注意している。東アジア経済一体化は多角的な討論で、「ASEANプラス3」のほかに「ASEANプラス6」もある。中国と日本は、「ASEANプラス3」と「ASEANプラス6」を共同で推進することをASEANに呼びかけている。「ASEANプラス6」は中日韓とASEAN10カ国にオーストラリア、ニュージーランド、インドを加えたもので、これも一つの方法だ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月8日

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