中国の女性官僚、依然として少数派

中国の女性官僚、依然として少数派。

タグ: 女性官僚,参政率,定年退職年齢,政治

発信時間: 2012-03-09 15:21:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

社会的偏見が深刻 政治文化による制限も

顧秀蓮、第10期全国人民代表大会常務委員会副委員長、1982年から1989年まで江蘇省省長を務める。

中国の女性官僚、特に高官は依然として少ない。中国の正職省長のうち、女性が占める割合は30年間約3%にとどまっている。2009年の時点で、省・部級以上の幹部のうち女性が占める割合は11%となっている。女性の官僚は正職より副職のポストが多く、しかもほとんどが教育・科学・文化・医療衛生部門だ。新京報が報じた。

中華全国婦女連合会の専門家は、「女性官僚の割合は今や、中国人女性の全体的な発展水準を代表するものとは言えなくなった」との見方を示す。しかし、この状況は次第に変わっていくかもしれない。国はこの20年、女性幹部の育成を強化・重視してきた。中国共産党中央組織部も何回も公文書を発表し、女性の参政率を高めるよう強調してきた。

李斌氏は2月15日、安徽省省長に選ばれた。李氏は中華人民共和国の歴史上、4人目の女性省長だ。李氏以前には、顧秀蓮氏が1982年に江蘇省省長に、烏云其木格氏が交通事故で殉職した雲布竜氏に代わって2001年に内モンゴル自治区主席に、宋秀岩氏が2005年に青海省省長に就任している。

これら4人の女性省長の略歴を比較すると、いくつかの類似点がある。ほとんどが党委員会宣伝部門での業務経験か、共産主義青年団の幹部を担当した経験を持ち、末端組織での業務経験が長いという点だ。李斌氏と顧秀蓮氏は省長に就任する前、いずれも計画出産部門を担当していた。

女性官僚に関する研究に従事し、自らも長年女性高官の下で働いてきた中華全国婦女連合会研究所の杜潔副研究員は、「女性官僚は事業に対する高い意欲と強い責任感を備えている。彼女たちは鋭敏で誠実なだけでなく、末端組織に対する配慮を欠かさない、暖かい一面がある」と指摘する。しかし、杜潔氏の研究によると、最上層と最下層における女性官僚の割合は依然として低い。

▽原因:政治文化による制限

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