アメリカのヒル国務次官補が外交部の武大偉副部長と会合を行うため30日午前北京入りした。
ヒル国務次官補は「いま、朝鮮の資金問題を解決するべき時期がきた。マカオの銀行バンコ・デルタ・アジア(BDA)問題について中国側と協議する。今問題は法的手順にかかわるため、銀行での資金の送金は非常に困難になるだろう」と述べた。
朝鮮核問題をめぐる6カ国協議で合意された2・13合意文書に基づき、朝鮮側は、60日以内にヨンビョンの核施設を閉鎖し、これを交換条件としてエネルギー援助を受けることになっていたが、2月13日から60日経った4月14日までに、朝鮮側は以上の約束を履行しておらず、マカオ銀行に凍結された2500万ドルの資金問題を優先的に解決することを主張したものである。
「中国国際放送局 日本語部」より2007/05/30