朝鮮半島の核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補は北京で6日、各国は数週間内に朝鮮の核施設に関するまずまずの申告リスト草案を手にするとの見通しを示した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
ヒル次官補は、申告に含まれるべき内容について訪朝中に朝鮮側と良い協議を行い、中国側とも良い協議を行ったと表明した。
次官補は5日午後、3日間の訪朝を終え北京入りした。武大偉・外交副部長との6日の会談では、今後数週間でどのようにして完全な申告を完了させるかについて良い話し合いを持ったという。7日早朝には東京に発つ。
次官補は「核施設の無能力化作業は現在計画通り順調に進んでおり、米朝間の協力も非常に良好だ」と指摘。「米側は核燃料の廃棄作業を安全に進めることを希望している。これには数週間を要する可能性があり、12月31日の期限を過ぎるかも知れないが、米側はこれを気にしてはいない」と強調した。
6カ国協議の再開時期については、年内再開はおそらくなく、来年1月になる可能性があると表明。再開前に各国がまず申告リスト草案に目を通し、それが可能な限り全面的で正確なものであることを確認する必要があるとの認識を示した。
「人民網日本語版」2007年12月7日