中国人民政治協商会議第11期全国委員会(全国政協)委員のリストがこのほど発表され、スポーツ界ではオリンピックチャンピオンの劉翔選手(25歳)が選ばれた。「自分も知ったばかりで、具体的な情報はまだはっきり分からない」としながらも、劉翔選手は試合とは違う責任を感じていると話す。しかし春節(2月7日)後には、スペインで行われる世界室内陸上選手権に参加するため、3月に開催される全国政協会議に出席することはできない。
今期の全国政協委員には、スポーツ界から国家体育総局の崔大林副局長、周継紅(1984年オリンピック優勝者、ダイビング監督)、姚濱(フィギュアスケート監督)ら22人が選ばれた。現役のスポーツ選手として選出された劉翔選手は、「委員の人選は、各党派、各機関、各方面が充分に協議した結果だと聞いています。最終的にこの話を確認して、とても驚き興奮しました。これからは政協委員の役割を果たし、スポーツ界のために出来るだけのことをして、期待に背かないようにしなければなりません」と話す。
政治協商会議全国委員会は、中国共産党、民主諸党派、無党派の人、人民団体、各少数民族および各界の代表、香港特別行政区同胞、澳門(マカオ)特別行政区同胞、台湾同胞、帰国華僑同胞代表、特別に招聘された人たちによって構成され、任期は5年で現在の主席は賈慶林氏。委員たちは毎年1度開かれる中国人民政治協商会議全国委員会全体会議、全国人民代表大会会議に出席し、政治的な協商や民主的な監督、国政への参加、国政をめぐっての討議を行う。
中国人民政治協商会議全国委員会常務委員会は、委員を組織して専門的な活動や各地での視察を行い、国の重要な政治方針、人びとの生活、統一戦線の中の重要な問題について討議し、意見、提案、批判を提出し、政府機関の活動や国の憲法、法律の実行状況に対して民主的監督を行う。
「チャイナネット」2008/01/28