スーダンのアルール（音訳）外務大臣は現地時間24日、訪問中の中国政府ダルフール問題特別代表の劉貴今氏と会見した。アルール外相は会見後の記者会見で、「中国はスーダン政府の友人というだけでなく、スーダン人民の友人でもある。中国は直接、ダルフールの衝突に巻き込まれず、スーダンとの友好関係を生かして、ダルフール問題の解決に力を入れている。そのほかにもスーダンの再建を助け、ビジネス関係は石油のみならず、他の分野にもわたっている。欧米のある組織は、ダルフール問題を利用して北京五輪をボイコットすると中国政府にプレッシャーをかけているが、こうした行為は間違っている。私は北京五輪が必ず成功すると信じている」と語った。

劉貴今氏は、「今回の正式会談は、ダルフール問題をテーマにし、長期的な解決の道を探している。中国政府は援助を提供し、スーダン政府、国連、アフリカ連盟、関連の地域や国の利益関連者と協力して、国際社会のためにダルフール問題を解決することを望んでいる。中国政府はこの解決方案に積極的かつ建設性に貢献しており、メディアは客観的にダルフールの実情を報道してほしい。ダルフールの人々は随分前から災難に見舞われており、一刻も早く解決のプランを提出し、戦争と衝突が一日も早く終結することを祈っている。そして私たちがともに協力すれば、困難は必ず乗り越えられると確信している」と語った。

「チャイナネット」　2008年2月25日