1月24日、中国外交部の定例記者会見の席で、中国外交部の姜瑜報道官は、「ある組織が五輪の機会を利用して、政治的な問題を大げさに取り上げるのは、事実上、北京五輪の準備活動を邪魔し、それを破壊する行為であり、中国政府はこれに断固として反対する」と語った。
また、「中国が引き続きスーダン政府を支持すれば、五輪によくない影響をもたらすと考えている人がいるが、中国側はこれをどう評価しているのか」という記者の質問に対し姜瑜報道官は、「ス-ダンのダルフール問題を北京五輪につなげるという政治的な意図ははっきりしている。中国政府は五輪の政治化に対して断固として反対している。これは五輪の精神や原則に反するものであり、絶対に目的を達することはできない。国際社会は、ダルフール問題で中国が果たしてきた積極的で建設的な役割をとよく分かっている」と語った。
姜瑜報道官はまた、「この組織は前述の実情や、ダルフールの最新情勢を知っているかどうか分からないが、中国政府はこのような非難をどうしても受け入れることはできない。中国はダルフール地域の平和維持活動に参加することに初めて承諾した国である。現在、中国の140人の平和維持工兵である先遣隊がダルフール地域に進駐しており、その他の人員もまもなく配属されることになっている。各方面の努力のおかげで、この地域の政治的なプロセスとPKOはある程度の進展があった。中国側は一貫して、ダルフール問題を解決するために政治的なプロセスと地元のPKOをバランス推し進めている。そして三者間の協議メカニズムの主導的な役割が、積極的に発揮できるよう励ましている」と述べた。
「チャイナネット」 2008年1月25日 |