中国人民解放軍の陳炳徳総参謀長(中央軍事委員会委員)は27日、日本の自衛隊の斎藤隆統合幕僚長と八一大楼で会談した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
陳総参謀長は「中日は互いに重要な隣国であり、両国人民間には2千年余りの綿々たる友好交流の歴史がある。1972年の国交正常化以来、両国関係は幾度もの風雨を経て、不断に前進し、両国人民に確かな利益をもたらしてきた。中日の両国防当局間の関係は両国関係を構成する重要な要素だ。双方が今後、たゆまぬ交流を通じて、上層部の相互訪問を強化し、相互信頼を増進し、理解と友情を促進し、相手国の安全保障上の関心を深く理解し、互いに尊重し、防衛分野の安全の相互信頼を構築するために多くの働きをしていくことを希望する」と述べた。
斎藤統合幕僚長はまず、中国南部で発生した雪害への見舞いの意を表明。「昨年の中国の曹剛川・国防部長と海軍艦艇による相次ぐ訪日の成功は、両国の防衛当局間の交流が新たなスタートを迎えたことを意味する。訪問を通じて相互理解と相互信頼が深められた。双方が今後、交流と意思疎通をさらに強化し、日中友好を促進することを希望する」と述べた。
双方は、世界と地域の安全保障、国防政策、その他の共通関心事についても意見交換した。
「人民網日本語版」2008年2月28日 |