中国政府の劉貴今ダルフール問題特別代表は7日北京で「ダルフール問題についての中国の基本政策は西側諸国の政策とは実質的な区別はない」と強調した。
これは、劉貴今代表がこの日、中国外務省主催の記者会見で述べたものである。
その際、劉貴今特別代表は「中国と西側諸国は、ダルフール問題については、軍事手段に出るのではなく、政治的な方法でその解決を図ることを同じように主張しており、共同平和維持行動を推し進めると共に政治プロセスの推進を重視する必要があるとしている。しかし、いかに政策の目標を如何に実現するか、ダルフール問題での政治解決にどのように達するか、いかなる手段を使うかについて中国と西側諸国とには食い違いがある。中国は、いま良好な意思疎通と対話を通じて相互理解を推進し、問題の順調な解決を促すことに取組んでいる」と述べた。
劉貴今特別代表はまた「ダルフール問題の解決で、国際社会はスーダンの抵抗運動に間違ったメッセージを送るべきはなく、一致した声を送る必要がある。それは、共同平和維持部隊をいち早く配備し、これと同時に政治和解プロセスを推進していくというものだ」と語った。
「中国国際放送局 日本語部」より2008年3月7日 |