第2回「中日財務対話」が23日、東京で開かれた。両財務当局は昨年12月の第1回「中日ハイレベル経済対話」での議論を踏まえ、以下のテーマについて、より深い意見交換を行った。
(1)世界・アジア・両国の現在のマクロ経済動向
(2)急速に進む少子高齢化社会への対応、中央と地方の財政制度といった両国の財政政策
(3)地域協力、特にチェンマイ・イニシアティブ、アジア債券市場育成イニシアティブといった、ASEANプラス3(中日韓)財政・金融協力
(4)IMF改革、開発、気候変動といった世界的課題における中日協力
今回の対話は胡錦涛国家主席の訪日を前に開催された。両財務相は閉幕式で、中日財務対話がファイナンスの分野における両国の戦略的互恵関係の推進に資するものであることを再確認した。また、対話で採用した多層的交流形式が、より深い議論と著しい成果を促したとの認識を示した。さらに、第3回会合を来年中国で開催することで一致した。
写真:中国の謝旭人財政部長(右)と日本の額賀福志郎財務大臣。
「人民網日本語版」2008年3月24日